　よく新聞とかコラムなど読んでいると、庶民感情とか庶民的という言葉を目にします。

　庶民・・・　一般大衆、普通の人と辞書には書いてあります。

　一体庶民とは誰をどんな人達を指すのでしょうか？
　リゾ－ト会員権を保有する人…　会員権は一般大衆まで普及していませんからこの方達は庶民ではなさそうです。
　ベンツやレクサスなど高級車を保有する人達も、車に関しては庶民的な車に乗っているとは言えないようです。
　すると庶民とは、これらを保有していない人かと言うとそうとも言い切れず、辞書ではあくまで曖昧な人達や階層を指していそうです。

　でもこの年になって大衆酒場に行きたいなとは思いません。
　ホッピ－を一口は飲めてもガブガブと飲みたいと思いません。
　何となくこれからの日本は、多くの庶民とひと握りのセレブの二極化した社会になっていくように思います。
　もちろんマスコミ的には、セレブも庶民も『中流』という一語に集約されてしまいますが…。

これからの庶民の定義　　大胆に言わせていただくと

1．計画性がなく、いきあたりばったりのことをしている。

2．熱しやすく醒めやすい。

3．他人の言動に敏感である反面同調しやすい。
　　つまり騙されやすい、しかし忘れっぽくあまり反省しない。

4．他人の意見に反論しない。（できない）
　　ＴＶのコメンテ－タ－の意見を自分の意見として思い込んでる。

5．情に流されその裏の事実には目を向けることがない。

　つまり自分がない人たちのことを指していそうです。
　このとおり会社を経営すると、どうなるのでしょうか？

　答えは『言うまでもありません。』
　会社は長続きはしないように思います。

その理由は
１．計画性がない
　　⇒　計画なくして経営なしです

２．熱しやすく醒めやすい　
　　⇒　感情をはさんで仕事をする
　　　　　　　　仕事にムラができてしまいます

３．騙されやすい　
　　⇒　世の中にはダマす人とダマされる人がいます
　　　　ダマされる人は損はしても得はしないようです

４．他人の意見に反論できない
　　⇒　時にはＮＯという主張も必要です

５．情に流される
　　　　　　⇒　企業経営は理で動かないと成功しないと言われています

　己（自分）という字に“走る”加えると『起き上がる』
　己に“攵”を加えると『改める』という字になります

　私も含めて人の運はそれほど大差はないと思いますが、結果に差がでるのはその時その時の判断と行動が異なるからです。
　己を持って前向きに歩む。
　セレブとはいかないまでも、脱庶民をめざしたいものです。

山田修税理士事務所　　川崎市麻生区万福寺1-12-21 ヴィークコート新百合ヶ丘101号

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