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令和6年4月 食道がん?!になってしまいました その4 ~病理検査の結果は~
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令和5年6月 私の株式投資法 その5 ~5銘柄の株を買ってみました~
R5年5月 私の株式投資法 その4 ~売りのタイミングは?~
R5年4月 私の株式投資法 その3 ~いつ株を買えば良いのでしょうか~
R5年3月 私の株式投資法 その2 ~どのような投資ファンドを作ったら良いのか~
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H30年4月 ビットコインを買うのなら(麦わら帽子は冬に買え)その1
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H21年10月 マンション経営セミナ-に参加してみました その3
H21年9月 マンション経営セミナ-に参加してみました その2
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高倉健、誰もが知っている国民的俳優さんです。
亡くなった後の発表のしかた、渥美清さんと似ていました。
彼の作品を全部観た訳ではありませんが、網走番外地に代表されるヤクザ映画にでている頃は、よくしゃべるし人相は目がつり上がって夜叉のようです。
1977年の「しあわせの黄色いハンカチ」ではその角を寡黙という殻にとじ込めたような顔をしています。あまり目がつり上がっていません。
晩年になると顔がふっくらし、きれ長だった目が大きくなったように思います。
TUTAYAで彼の作品のうち「 夜叉 」「 ホタル 」「 あなたへ 」借りて観てみました。この3つの作品の共通点は監督が降旗康男であること、田中裕子が恋人又は妻役で出演していることでした。
夜叉のあらすじ Wikipedia ではこんな風です。(以下同じ)
あらすじ
背中一面に彫られた刺青から「 人斬り夜叉 」と呼ばれた、大阪・ミナミの伝説の男、修治(高倉健)は、女(いしだあゆみ)の為にヤクザから足を洗い若狭湾に面した小さな港町で漁師となって妻子と暮らして15年。ある冬のこと、ミナミ(大阪)から螢子(田中裕子)という女が流れてきて小さな居酒屋「螢」を開く。螢子の都会の刺激と香りに満ちた妖しい魅力に男の心が揺れ動く。しばらくして螢子のヒモでシャブ中のヤクザ、矢島(ビートたけし)が現れる。矢島が漁師仲間たちを相手に覚醒剤を売っているのを知る。
覚醒剤を処分した螢子を矢島が追いかけ、修治が守る。螢子に矢島を助けてほしいと言われ、ミナミに。そして、修治の中の夜叉が蘇る・・・。
結局、修治と螢子は結ばれず、別れた後の車中で修治の子を身ごもったことを知った螢子の満面の微笑みでENDまじめだけど暴れん坊の健さんって感じです。田中裕子さんがともて色っぽい。
「ホタル」はこの三部作の中で一番深みがあるように思います。
あらすじ
桜島を望む鹿児島の小さな港町で静かに暮らす山岡(高倉健)と妻の知子(田中裕子)。漁師をしていた山岡は、知子が14年前に腎臓を患い人工透析が必要になったのを機に沖合での漁をやめカンパチの養殖を始めた。時代が“平成”に変わったある日、山岡は藤枝という男が青森の冬山で亡くなったことを知る。藤枝は山岡と同じ特攻隊の生き残りで、彼が自ら命を絶ったことに山岡は愕然とする・・・。
時代が昭和から平成に変わった年のお話です。
ホタルの題名は特攻隊で実在の宮川三郎少尉のことを知覧で軍の指定食堂だった鳥濱トメさんが語ったことがその題材となっています。
トメさんの言葉~宮川三郎さんは出撃の前夜、わたしのところにあいさつに来られ、「明日わたしは沖縄に行き、敵艦をやっつけてくるから、帰ってきたときには、宮川、帰ってきたかと喜んで下さい」と言うので「どんなにして帰ってくるの?」と尋ねたら、「ホタルになって帰ってくる」と言うのです。そしたら、約束の時間にホタルがやってきたんです。富屋食堂の裏に小川が流れていたんですが、そこに、一匹の大きなホタルがやってきて、白い花にとまったのです。本当に大きなホタルでした。思わず、みんなに、「このホタルは、宮川サブちゃんですよ」と言ったんです。そして、みんなでそのホタルを見ながら『同期の桜』を歌いました。~特攻で死んだ者、そして生き残った者、昭和が終わり亡き戦友の元へ自ら行く者、そんな時代背景の中で物語が進行してゆきます。
山岡の妻(田中裕子)を想う気持ちと亡き戦友に対する想い・・・。
私は知覧を訪れたことがあり涙がとまりませんでした。特攻で命を落とした若者のことを思い出すと、この映画で夜叉では“好きな女”のため命をかける主人公から過去の深い悲しみを背負いながら、不治の病の妻をいつくしみ、亡き戦友に想いをよせる演技が良かった・・・。
平成24年に公開されたあなたへは高倉の妻に対する深い愛情をもって具体的に表現した作品です。
あらすじ
富山の刑務所で指導教官を務める倉島英二(高倉健)に、亡くなった妻・洋子(田中裕子)から届いた絵手紙。そこには今まで知らされることの無かった“故郷の海に散骨して欲しい”という洋子の想いが記されていた。その真意を知るために、故郷へ向けて自分で内装をした車で一人旅を始める英二。
その旅は富山から始まり飛騨高山、京都、竹田城、瀬戸内、下関、北九州市門司区、そして洋子の故郷である長崎県平戸の漁港・薄香へと続く。風光明媚な地で出会うさまざまな人々と、さまざまな人生。出会いと別れ。そしてそれは英二が洋子の深い愛情に改めて気付かされる旅でもあった。
三部作としたのは、妻(田中裕子)が死去してからの話だからです、この頃高倉健は80歳を超え、顔立ちも丸くなり黄色いハンカチに比べ円熟の演技です。この作品で一番印象的だったのは、長年共演してきた漁師役の大滝秀治さんの早口ながら田中裕子の骨を海に散骨した後「久しぶりにきれいな海ば見た」というセリフです。健さんはそのシ-ンで涙していました。相当体調が良くなかったんだろうな大滝さんは映画公開後の10月に亡くなっています。
この三作品の高倉健と田中裕子演じるテ-マはさよならです。夜叉での不倫による別れ、ほたるでは病気による死別、あなたへでは死別後の感謝。
さよならって年を重ねるとその言葉の意味がだんだんわかってくるのですね。
山田修税理士事務所 川崎市麻生区万福寺1-12-21 ヴィークコート新百合ヶ丘101号
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