　以前ある会社の奥様から「先生はいつも暗い話しかしないから会っても仕方がない！って主人が言うんですよ。」と言われショックを受けたことがありました。
　税理士は正確に会社の経営状態を把握してそれを伝えるのが使命と思っていました。
　しかし、耳を塞がれたら言葉が伝わりません。
　今までの経験から「ほめる」ことは良いことであるとはわかっていました。
　以前ある著名なカウンセラーの話を聴きに行った時に、今は亡き小渕首相とカウンセリングをしたときのエピソードを教えてもらいました。
　小渕さんの第一声は「誰も僕のことをほめてくれないんだよな」だったそうです。カウンセラーは思いつく最大限のほめ言葉を使ったところ小渕さんは満足されたとのこと。
　また、娘の部屋が汚くて大変困っているとの大会社の社長さんの相談には、娘さんの部屋に入ってウソでもいいから「きれいになったな！」と言って下さいとアドバイスしたそうです。
　実行したところほこりだらけの部屋を娘さんはそうじしはじめたとのこと。
また、ある大学での講習会でも中小企業の社長のお金を使わないで社員をのばす方法として次のこと紹介していました。
　まず特定の社員をアフター５に誘う。
　そして飲み屋で社員の前で社員の家に電話をかける。
　奥さんに彼がどれだけ会社にとって大切な人か話す。
　具体的には「今日はご主人お誘いしてしまい申し訳ない。
　彼はうちの会社にとってなくてはならない人です。毎日残業させて申し訳ないが、彼あっての我社なのです。」とほめる。
　当然　帰宅した社員は「パパすごい！」と家族の中での評価が上がり、それが社員のモチベーションを上げる。たった１０円で無限の効用だそうです。

　しかし、なかなかそれが実行できません。
　自分も自然にほめれる人になりたい！！と思うようになったのでした。

　そこでNHKのクローズアップ現代などメディアで取り上げられている「　日本ほめる達人協会　」通称　ほめ達　の研修会に行くことにしました。
　ちょっとだけ期待できそうです。

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