ブログ
令和6年
令和6年4月 食道がん?!になってしまいました その4 ~病理検査の結果は~
令和5年
令和5年6月 私の株式投資法 その5 ~5銘柄の株を買ってみました~
R5年5月 私の株式投資法 その4 ~売りのタイミングは?~
R5年4月 私の株式投資法 その3 ~いつ株を買えば良いのでしょうか~
R5年3月 私の株式投資法 その2 ~どのような投資ファンドを作ったら良いのか~
令和4年
令和3年
令和2年
令和1年
平成31年
平成30年
H30年4月 ビットコインを買うのなら(麦わら帽子は冬に買え)その1
H30年2月 3年ぶりに甲斐バンドのライブに行ってきました。
平成29年
H29年3月 恥ずかしながらビジネスクラスで伊にいってしまいました。その2
H29年2月 恥ずかしながらビジネスクラスで伊に行ってしまいました。その1
平成28年
平成27年
平成26年
平成25年
平成24年
H24年11月 妻がワンル-ムマンション?!買っちゃいました
H24年10月 妻がワンル-ムマンション?!買うかもしれません
平成23年
平成22年
平成21年
H21年10月 マンション経営セミナ-に参加してみました その3
H21年9月 マンション経営セミナ-に参加してみました その2
R3年10月 マルサの男 その2
それから20年~職場の大半を査察部で過ごした彼も某税務署の署長になったのでした。
そのお祝いにとあいさつに行った時のことです。
総務課長を従えて署長室で歓待してくれました。
少しイメチェンしてみたとおしゃれなシャツとネクタイをしています。
やっと一国一城の主になったぞという、得意げで明るい雰囲気を全身からただよわせていました。
その後彼は退職し税理士になったのでした。
挨拶状が来たので、花を贈り そのお祝いにといそいそと彼が所属するマルサの後輩の税理士事務所に行った時の事です。
二人で夜中まで飲んで話していましたが、何か変な違和感を感じました。
話の内容が「俺が脱税してる連中を、懲らしめてやったんだ。」
「あの課長は、偉そうなことを言っているがまるで仕事をしないやつだった」
ということを酔いが回ったせいか何度も繰り返します。
要は、脱税した納税者や昔の上司の悪口です。
当時はわかりませんでしたが、彼の元気の源は、脱税している富裕層をとっちめることなのではないかと思うようになりました。
優秀で勤勉。だけど裕福でない地方出身者。
そんな彼が脱税をしている納税者に対して租税正義という剣で打ちのめす。
その裏には、成功した人に対する嫉妬や羨望があったように思います。
つまりマルサという部署は彼にとって、そのようなことを充足できる居心地のよい職場だったようです。
しかし、税務の職場より税理士の年数が長くなった私が久しぶりに一緒に酒を飲んでみると、当時感じていた憧れはうすれ、人を寄せ付けない何かざらざらしたものを感じました。
税理士の仕事も所詮サービス業です。
怖い顔ばかりしていては商売うまくいくわけがありません。
長い間 税務署という閉鎖的な職場にいると退職後の環境になじめず特に署長まで経験するとなかなか人に頭を下げられない。
新しい事務所の所長が自分の後輩であるという先入観からついつい上目線で接してしまい周囲から浮いてしまう。
税務署では英雄でも外の社会ではただの気難しそうで愛想のないおっさん
不器用な生き方をしている
その時感じた予感は的中してしまったようです。
その後彼は、後輩の事務所をやめ、しばらくして体を壊し郷里の北海道に帰り亡くなられたそうです。
大好きだったお酒が亡くなった原因の一つだったのかもしれません
税務署という組織にもいろいろな人がいます。
若いころ憧れだった人も その後年月が経ち立場が変わるとその人の見方が変わります。
そんなことを教えてくれた マルサの男 だったのでした。
前へ | 次へ |
---|