　朝の渋滞に巻き込まれ到着したのは総会開始５分前。
　資料を受け取り案内されるまま会場に並べられている椅子に着席するともう総会開始です。
　壇上には時々テレビでみたことのある日枝久会長がすわっています。どおも議長のようです。
　取締役１６名の他監査役数人が一段高いテーブル席に着席し、株主席と向い合うような形で総会が始まりました。
　時々前列左側あたりから大きな声のヤジが飛び波瀾の前兆を感じさせます。
　通常の会社提案が終了した後問題の株主提案に移りました。
　その間３０分。通常の総会でしたらこの後簡単な株主からの質疑応答で終了するのでしょうがフジＨＤはここからが本番のようです。
　まず１０項目の株主提案について会社側から説明がありそれに対して取締役会の意見・・・当然反対いたしますという回答。
　その後提案株主２名からその内容について説明がありました。
　言いたいことがたくさんあるらしく日枝久会長の制止にかかわらず長い発言が続きます。
　特に日枝久会長に関することが多い感じです。
　例えば本年４月安倍が鳥インフルエンザ発生時にゴルフをしていたことをフジＨＤはなぜ報道しなかったのか？それは日枝久会長がゴルフに同行していたからではないのか？
　安倍首相の甥っ子がフジＨＤに入社したがそれは日枝久会長が旭日大綬章をもらうためのバ－タ－取引ではなかったか？など、へーそんなことがあったのかと思わせる質問です。
　極めつけは役員の平均年齢が６７歳に達し高齢者たちが会社を支配しているのはおかしい。日枝久会長はいつまで役職に留まるのかとの質問です。
　その後提案と同じような緊急動議・・・日枝久会長を含めた７５歳以上の役員の役員就任の否決などが上程されました。
　会社側は粛々とその要求を否決していきましたが、株主の話にも一理ありと思われました。
　フジの放送事業本体の売上は前年比4％のマイナスで連結売上でなんとか1.6％の増～ディノスががんばったのねという感じで、老害と言われても仕方ない決算内容です。
　その上総会の場には特定の株主対策の為か若い男性社員が２ｍ間隔で並んでいるし、撮影・録画はご遠慮下さいというプラカ－ドを掲げながらしっかり株主席は前方上段からテレビクル－がカメラを構えていて何とも感じの良くない総会です。
　こりゃ配当利回りは、2％程度だし含み損が解消したらご縁を切ってしまった方がいいかなあと思いつつ１２時半を廻っても終了しそうにないホテル会場を後にしたのでした。

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H26年9月 フジHＤの株主総会に行ってみました その２

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