　柳ジョ－ジさんの歌で
「青い瞳のステラ　１９６２年　夏　・・・」
という名曲があります。
　聴いていただければわかると思いますが､いきなり身体が持ち上げられるような澄んだ高音の旋律から始まる曲です。

　アメリカにあこがれる少年が故郷を想いながら帰国できなかった亡き年上の女性に対しての思い出を表現した曲です。
　歌詞の中に何度も「褒めてくれよ～　しゃがれた声で～芝生の下で眠っていずに～」というフレ－ズがでてきます。
　多分、彼の踊りか何かをその女性は目を細めて褒めてくれたのでしょう。それが少年にとってうれしくてたまらなかったようです。
　だから褒めてくれよ～と彼女を想い懐かしんでいます。
　この曲は1980年に発表されています。しかし内容は1962年の頃を歌ったものです。

～人は褒めてくれた人を忘れない～

　このことは誰にでもあてはまるように思います。

　褒めてもらうことにより､自分の行動や言動が正しかったと自己確認できます。

　自己確認こそがその人にとって大切な元気の源になります。

　会社の経営にもそのことは当てはまります。

　経営とは自分以外の人を動かすことです。

　ある社長さんは、社員さんと飲んでいるときその人の奥さんに電話をして「いつもご主人に残業させて申し訳ない。しかしご主人は会社にとってとても大切な人なのです。本当に感謝しています。」というそうです。

　褒められた社員の奥さんは、ご主人を再評価し、その社員はやる気をおこす。褒めるということは人という荷車を動かす潤滑油になるようです。

けなし上手より、褒め上手

　去年､結婚２４年目だったので家人と一緒にちょっとだけ高級なお寿司屋さんへ行ってみました。

　食事が終わったあと、家人から「このようなお店で食事ができるようになるなんてあなたも出世したわね。」といわれました。

　私にとってとても嬉しい褒め言葉でした。

　結婚当初は寿司屋でお好みでなど注文できませんでした。
　せいぜい町のそば屋で財布の中身を気にしながらてんぷらなど注文していたのでした。

　家族を養うというあたり前のことですがそのあたり前のことを褒めてくれた家人に感謝です。

　本年も税理士としてみなさまから褒められるような仕事をしていきたいと思っています。

　　　どうぞよろしくお願いいたします。

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H23年1月 青い瞳のステラ

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